皆様、今日は。本日は小委員会の方針発表です。本日はクラブ奉仕フォーラムです。北村薫委員長、よろしくお願いします。さて、本年度も国際ロータリー(RI)はポリオ、つまり小児麻痺を世界から撲滅することを大きな目標にしています。しかし、未だにパキスタンとアフガニスタンではポリオの野生株が発生し続けています。その理由の一つはアメリカが主導するゼロポリオ運動にイスラム過激派が非協力的だからです。非協力的になった理由は911同時多発テロの主導者であるビィンラディン氏暗殺にCIAがポリオワクチン接種活動を利用したことと、アメリカがイスラエルを支援し、パレスチナ自治区を攻撃しているからです。現にアフガニスタンとパキスタンでは去年の同時期よりも多くの野生株が発生しています。ロータリーの純粋な奉仕活動と政治は別だと考えたいですが、実際、アフガニスタンとパキスタンでは特に反米感情が強いですし、そのことを米国に本部のあるRIは一切触れません。
でも、本当のイスラム教は平和で平等な宗教です。次の図をご覧下さい。イスラム教は614年に商人であったムハンマドによってメッカで布教が始まりました。当時アラビア半島の商人はそれぞれの部族の神を崇拝し、争いが絶えませんでした。
そこでムハンマドは神のお告げによる戒律に従い、快楽的な生活を止め、弱者に手を差し伸べる教えを広めました。そしてその特徴はどんな民族でもイスラム教の信者になれる点と人頭税を収めれば、イスラム教が支配する国の中でもユダヤ教徒やキリスト教を信じることを認めてきました。このようにイスラム教は元々平等と平和な宗教であり、経済人が弱者救済を行う点はロータリークラブの精神と共通しています。だから日本のロータリアンがイスラム教の人々と相互理解を深めることがポリオ撲滅には効果的であると僕は考えます。以上です