大橋年度の地区年次目標の優先項目1つは、「4つのテストで物事を考え、適応力を高める」です。本日僕は4つのテストの1番目「真実かどうか」について話をします。週報に挟んだ図をご覧下さい。原文はis it the truthです。真実と事実の違いは事実は一つですが、真実は受け取る側によっていくつもあります。本日から職業奉仕委員会でマレーシアに行きますが、例えば、マレーシアに行って、「これは飲料水です」と言って出されたとします。現地の人にとって飲料水であることは事実ですが、それが軟水であった場合、普段硬水を飲んでいる欧米人にとっては自分の認識している水とは違っているから「私にとってこれは飲料水ではない」が真実になります。また、浄水技術の進んだわれわれ日本人が現地の飲料水を飲んでお腹を下した場合、それは日本人にとっては飲料水ではないのも真実です。
次の図をご覧下さい。2680地区 PDG の深川純一氏が当地区で行った講演でこんな例え話をしています。 あるデパートで大量に売れ残ったレインコートを処分するのに広告主任が「当店には売れ残りで処分しなければならないレインコートが沢山あります。中には少しいたんだものも含まれていますが、新品同様のものもあります。格安の値段で提供させていただくので是非ご来店下さい」と広告を出したところ、レインコートは僅か30分で売り切れたそうです。その理由は「商品をアウトレットや100均ショップに流すのではなく、自分の店で格安の値段で売ることで、売り手も買い手も幸せを共有しよう」という広告主の真実を客が読み取れたからです。誠実に対応することで取引先にその根底にある真実を読み取っていただけるというのが真実かどうかの精神だとおもいます。