2023年7月13日会長の時間。7月は母子の健康月間です。

発展途上国では新生児死亡率が高く、ロータリー財団の強調しているのは5歳未満の幼児の罹病率の削減です。

幸いにも日本の新生児死亡率は0.1%未満であり、世界で最も低いです。しかし、虐待死亡が多く、日本での虐待死の58%が新生児で起こり、その背景は殆どが若い女性の望まない妊娠です。山本先生の調査では35例の幼児虐待死の犯人は実母が20例(57%)に対して祖母はたった1例でした。つまり、祖父母に引き取られるのが虐待死を防ぐのに一番良い方法と考えられます。しかし、祖父母が引き取れない家庭もあります。ところで児童相談所には年間4万件の児童虐待の相談が寄せられます。そのうち不適切養育を理由に施設に入所する子どもは約1万5,000人であり、そのうち20%の子どもは元の家庭復帰する方向で話が進みますが25%で虐待が再発しています。つまり、

750人の子供が再び親から虐待を受けています。

次に下の図をご覧下さい。そこで里親制度が有効なのですが、読売新聞の調べでは里親へ引き取られた子どもの18%が里親の元を離れていました。その理由は、一度心に傷を受けた子供は他人に心を開けなくなるからです。松本清張の砂の器で秀夫が大事にしてくれた三木巡査の家を逃げ出したのも心の傷のためでした。本年以降国際ロータリーRIはメンタルヘルスサービスの改善に取り組むと述べています。そういった意味では実の親と何らかの理由で一緒に暮らせなくなった大阪水上隣保館の子供達にエイサ踊りの発表の場を当クラブは提供したことは子供のメンタルヘルスケアなりました。練習してきたことに拍手するだけでも立派なメンタルヘルスケアだと僕は思います。

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