2023年8月31日会長の時間。国際ロータリーの職業奉仕への対応の変化について

2023年8月31日会長の時間。国際ロータリーの職業奉仕への対応の変化について

ロータリークラブが100年以上守ってきた他の慈善団体にない特徴は自分の職業を高潔に保つことによって地域社会に貢献するという職業奉仕の理念です。しかし職業奉仕の理念に対するRI(国際ロータリー)考えは2015年以来の8年間で激変しています。各年度毎に一言でまとめますと、ラビンドラン年度には自己の職業的手腕を活かして職業奉仕を実践することが推奨され、シャーム年度は地区に職業奉仕委員会は不要、社会奉仕委員会と合併させても良いと規定され、ライズリー年度には国際大会の職業奉仕に関する分科会を無くなり、ラシン年度には貧困救済のための職業奉仕のみが奨励されました。

マロニー年度には世界平和のため、クナーク年度にはSDGsのため、メーター年度には職業訓練のための職業奉仕が奨励されましたが、職業奉仕の理念を語った会長はいませんでした。そして昨年度ジョーンズ年度はDEI優先のため職業を持たない会員への配慮が必要と呼びかけています。今はローターアクターもロータリーの正式会員ですから職業を持たないローターアクターに配慮すれば職業奉仕は語れないとも理解できます。次の図をご覧下さい。RIが職業奉仕を重要視しなくなった理由は引退者や仕事に従事していない主婦などを入れて会員増強したいのでロータリーの根幹は職業奉仕の理念であるという考えを取り下げたいのだと僕は思います。一方、日本のロータリアンは職業奉仕の理念に基づき、高い倫理基準を持って地域社会に貢献することに誇りを持ちたいというくい違いができていると僕は考えます。ではどうすれば日本とRIの食い違いを埋めることができるでしょうか?2018年6月のRI理事会で一新された戦略計画の優先項目の第3項では久しぶりに職業奉仕の言葉が出てきました。公共イメージと認知度の向上の中に職業奉仕を強調するという目標が揚げられました。このため学生だけではなく大人への出前授業などで自己の職業上の手腕をロータリーの公共イメージ向上に役立てる職業奉仕の実践によって日本がRIの変化に協調できると僕は考えます。

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