2023年12月14日会長の時間。4つのテストと近江商人

2023年12月14日会長の時間。4つのテストと近江商人

1930年ごろテーラー氏の経営するアルミニウム工場は倒産しかけていました。皆さん見たことがあると思いますがアメリカのコマーシャルは堂々と敵対商品を否定しますよね。彼は会社の広告での比較を止め、最上、極上などの表現を避け、製品の実際の姿を手短に述べるかたちに変えました。1932年にテーラー氏が4つのテストを考案し従業員に4つのテストを暗唱するように指導しました。真実かどうか、みんなに公平か、好意と友情を深めるか、みんなのためになるかどうかという四つのテストに照らし行動すると信頼が生まれ会社の業績が好転しました。つまり、テーラー氏は高潔な商売こそ成功するのだということを証明しました。

4つのテストなど職業奉仕の理念は日本の古来からの商売の理念と一致していたため、日本ではロータリーが受け入れやすかったと言われています。スライドは近江商人の十訓からの引用です。1番目商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。5 無理に売るな、客の好むものも売るな、客の為になるものを売れです。2008年RI国際協議会において 渡辺好政RI理事が、講演を行い、その際に提示されたロータリーの樹・2008が2013年RI規定審議会で採択されました。奉仕の理念を実践する根幹が、職業奉仕であることを図で示されました。このようにしてロータリー百年の歴史の中、職業奉仕の理念が育まれいきました

目次