本日は「政府が陰謀を認めるアメリカの民主主義は素晴らしい。」という話をします。2024年4月20日に行われた地区協議会で發表された2024-25年度の年次目標の優先事項の第1は「ポリオを根絶し、ロータリーの役割を強調する」でした。
しかし、アメリカ中央情報局(CIA)によるポリオワクチンチームを偽装したビンラディン氏暗殺事件後、ワクチン接種を行う人道支援団体メンバーらがCIAとの関係を疑われ、イスラム武装勢力に狙われる事件が多発しました。このワクチン接種チーム襲撃事件によって予防接種が行き届かず、パキスタンやアフガニスタンではポリオ患者が増加する事態を招き、世界保健機関(WHO)などが困っていました。またアメリカ国内の医学部の12人の公衆衛生学部長から「ワクチンを政治に利用するとは言語道断」という内容の手紙が届きます。
それを受け、暗殺事件から約3年後の2014年5月20日号のワシントンポスト紙でCIAは「ワクチン運動をスパイ活動に二度と利用しません」と謝罪します。ここはアメリカの民主主義の素晴らしいとことだと僕は思います。他の多くの国では政府によって事実をもみ消されたと思います。
しかし、2024年4月25日時点で2024年にポリオの野生株が発生しているのはアフガニスタンで2例、パキスタンで2例です。
なぜ、全世界でこの2カ国だけがポリオを根絶できないかは、CIAによるワクチン活動を利用したビンラディン氏暗殺事件が関係していると僕は思います。この事件を知らない人が多いのも現実です。事実を広め、それに基づいて今後どのようにポリオ根絶計画を展開するかのアイデアを募るべきだと僕は思います。