6月は親睦月間です。本日、僕は親睦のためには話す側は聞いてもらう努力をするべきだという話をします。週報に挟んだ図を御覧ください。関東大震災の時に大阪ロータリーを通じて多額の支援金を送ってくれたガイガンデッカーさんは1916年にA Talking Knowledge of Rotary(ロータリーの会話に関する知識)という本を書きました。その本の2番目にはファースト・ネームで呼び合う付き合いをしようと書いています。日本人にとって少し恥ずかしいですが、当クラブでも譲さん、薫さんという呼び方は定着しておりますのでできないことはないと思います。7番目には成熟した実業家を象徴する紳士的態度と思慮深さがあります。具体的には紳士は聞く人の立場にたって話すべきだと書いています。
次の図をご覧下さい。僕の父でパストガバナーであった戸田孝はどんな小さなロータリーの会合の前にもスピーチの原稿を書き、それを読み上げテープレコーダーに録音し、自分で聞き、興味を持ってもらえる内容でなければ書き換え、また録音して時間を測り、暗証するまで読み上げていました。僕もそれを見習って自分の声を携帯電話に録音してブルートゥースで車の中で何度も聞いています。 スピーチにおける話し手のタブーは、・誰でも知っている話をする。・他で借りてきた話をする。・練習をしない人に人前で話させるなどです。聞き手のタブーは、他人が喋っている最中に私語をする、居眠りをするであり、これらはロータリアンとしてあるまずき態度ですので、SAAがそれらを監督すべきです。しかし、話す側も聞き手である社会的に地位のある人々の時間を無駄にしないように退屈させないように聞き手が興味のわく内容に組み立てる努力が親睦のためには必要だと僕は思います。