4つのテストシリーズ②「みんなに公平か?」について

新入会員の皆様のために説明すると、4つのテストとはロータリアンが自分の職業を清く正しく行うために自分自身に問いかける商取引の基準です。本日僕は4つのテストの2番目「みんなに公平か」についてお話します。週報に挟んだ図を御覧ください。「みんなに公平か」の原文はIs it fair to all concerned ?です。2680地区 PDG の田中毅(つよし)さんはロータリーの源流セミナーで次のように述べています。fair は公平ではなく公正と訳すべきでしょう。公平とは平等分配を意味するので、例え贈収賄で得たunfair不正なお金でも平等に分ければ、公平になります。 公正とは正当な報酬をその人の立場に応じて分配することを示しています。

次の図をご覧ください。all concernedはallだけが「みんな」と訳されていますが、肝心の concerned が省略されています。冒頭に述べたように四つのテストは「商取引」の基準として定めた文章ですから、関わりのある人、関係する人を意味するconcerned は「取引先」のことを意味することは明白です。従ってこのフレーズは「すべての取引先に対して公正か」ということを意味であり、具体的には利益を独占していないか、という意味です。以上です。

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